令和6年1月5日
大本山總持寺祖院監院 関口道潤
大本山總持寺監院 渡辺啓司
令和6年能登半島地震について
この度の令和6年能登半島地震において、被災されました宗門御寺院並びに檀信徒の皆様方に心よりお見舞い申し上げます。
また、尊い命が失われた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様方のご安寧をお祈り申し上げます。
現在も断続的な余震により多くの方が不安の中に過ごされていることと存じます。更なる被害が出ないことを願います。
令和6年1月1日に発生いたしました能登半島地震において大本山總持寺祖院の現況についてご報告させていただきます。
現在、人的被害は免れましたが建造物の損傷被害が至る所にあり中には国指定有形文化財の建物も含まれており手を付けることが出来ません。
現状、未だに余震も続いている為、行政により境内地と建物内に立ち入ることが出来ません。
今、断片的な情報でなく被害状況を正確に把握し、しっかりとした復旧対策が求められています。
道路、電気や水道などのインフラ設備も復旧の目途が全くたっておらず祖院関係者も被災しており全員が避難所におります。
従って広範囲にわたる行政の現地災害復旧対応が最優先の為、能登祖院にボランティア活動などで入ることは、まだ暫く猶予していただき被害調査と受け入れ体制が整うまで今しばらくお待ちください。
尚、現地のインターネット環境が回復しましたら逐次、ご報告させていただきます。
合掌
※祖院への通信状況が不通、不安定の為本山・祖院が連絡を取り合い大本山總持寺より発信させていただいております。