令和6年1月17日
令和六年能登半島地震のお見舞いとお願い
一月一日に発生いたしました「令和六年能登半島地震」では多くの方が犠牲となられました。尊い命を亡くされました方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
また、親しい方を亡くされ、深い悲しみにあるご家族や関係者の皆さまにお悔やみ申し上げ、被害に遭われました方々に、衷心よりお見舞い申し上げます。さらに、被災されました石川県をはじめ各県の洞門寺院並びに檀信徒の皆さまにも重ねて心よりのお見舞いと、一刻も早い安寧を祈念いたします。
瑩山禅師が能登で開創されました大本山總持寺は、明治三十一年の火災で伽藍が焼失するまで、本山として禅の教えと輪島の文化を全国に伝えてまいりました。その祖院も平成十九年三月の能登半島地震で大きな被害を受け、十四年近い歳月を経て、令和三年に復興を遂げたばかりでしたが、このたびの地震により再び甚大な災害に見舞われました。
能登は大本山總持寺そして曹洞宗にとりまして、法燈と歴史を伝え続けてまいりました郷土であります。そのかけがえのない地におきまして、多くの洞門寺院や檀信徒、地域住民の被害も報告されております。
一日も早く、皆さまに平穏な日常が訪れますことを念願いたしますとともに、大本山總持寺といたしましても全力で復興に向けての支援をいたす所存です。皆さまにおかれましても、能登復興への温かなご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。 合掌
大本山總持寺 監院 渡辺啓司